飲食店を超えた
食体験のための宿

2007年から飲食事業をスタートして、新潟の魅力に気づき、たくさんの方々に支えられながら様々な食のシーンを創ってきました。

その中で食の未来を考えたとき、新潟の魅力を首都圏や海外のお客様にも伝えることの重要性を強く感じ、観光事業の強化を開始しました。

観光事業を進めるにあたり体験型のフードツーリズムを行った際に、大きな課題となったのが宿の問題でした。

せっかく魅力を伝えても、オペレーション重視のビジネスホテルでは魅力を伝えきれない。

郷土料理などの魅力を伝える温泉宿だけでは、滞在時間が長くなりツーリズムを楽しんでいただけない。

その問題を解決するため、2022年にオープンしたのが体験型宿泊施設「HAKKO HOUSE」です。

ゆっくりじっくり
地域を発酵する

宿のコンセプトは「発酵」です。

長岡の雪国のくらしの中で独自に発達してきた発酵食品文化。

多様な微生物の作用によって、ゆっくりと熟成して美味しくなる発酵食のように、街も人と人とが繋がりをつくって発展していく。そんな思いを込めてこの宿をスタートしました。

“日常”の食文化にこそ
価値がある。

今や世界的に知られている「発酵」は、そのルーツを紐解いていくと暮らしの中の知恵や工夫から生まれた「日常」そのものです。

これは国内でも屈指の豪雪都市、長岡市に根付く食の魅力について考える中で気づいたこと。

雪に閉ざされる冬の貴重な食料として、食材の長期保存と栄養を摂取をするための雪国だからこそ発達した食文化です。

しかし、今でこそ注目されている発酵も以前は地元の人以外は知らなかった食文化。この施設で提供するのは、そんな暮らしの知恵が詰まった美しい雪国の食文化体験です。

地元に根付いた料理とその文化を解説しながら提供することで、長岡の奥深い発酵文化を歴史と共に味わい、次の世代に繋ぐ場所となっています。

五感で体験する

飲食店の滞在時間は2〜3時間。

それに比べて宿泊施設は、お客様との接点がその何倍にもなるため、食の魅力をより丁寧に伝える場として最適です。

宿の中心にはプロ仕様のキッチンを設け、そのキッチンカウンターを舞台にシェフが直接お客様と会話をしながら料理の腕を振るいます。

その土地の自然、環境、風土と深く紐づいている食を、地球の恵みとして堪能するジオ・ガストロノミー。

HAKKO HOUSEでは、海・山・川に加えて、雪という自然の力から生まれた新潟の食を地酒とのペアリングで味わっていただく特別なコースでご提供しています。

シェフが目の前で調理するからこそ感じられる、素材そのものの香りやお話するストーリーと合わせて、新潟の歴史を五感で感じていただけるはずです。

また、発酵醸造のまち「摂田屋」の各蔵や飲食店と連携した見学ツアーなども行い、単なる宿泊施設とは異なる体験を提供しながら地域との繋がりを構築しています。

HAKKO HOUSEは長期滞在向けのコンドミニアムとしての利用もでき、県内製造の調味料や調理器具を自由に使って調理が楽しむことができるほか、古食器や地元作家が手掛けた器も用意しています。

内装にも新潟の古民家から移築した古道具や古材、和紙などを活用し、食以外の新潟の魅力も感じられるデザインになっています。

食体験ビジネスの
無限の可能性

宿泊事業を実際にスタートをして、これまで県外からたくさんのお客様にご利用いただきましたが、やってみて感じたことは、まだまだ可能性があること。

宿を軸にすることで、これまでにはない新潟の魅力の伝え方が出来るようになりました。

インバウンド対応や広報など、まだまだ課題は多く残っていますが、高級な食材を使用するのではなく、発酵や地場の素朴な食材に磨きかけて魅力をしっかりと伝えていることが、お客様に喜んでいただけていると実感しています。


HAKKO HOUSE

<開店年>
2022年

<店名の由来>
この宿がきっかけとなって
人と街がゆっくりと発酵(発展)するように

<ロゴデザイン>
HAKKO HOUSEのHを象り
人と人が手を繋ぎ発酵発展していくイメージ
鈴木将の手書き文字

<店舗情報>
〒940-0868 新潟県長岡市堀金1-3-13
TEL 0258-24-8677
詳細情報はGoogleマップから
オフィシャルサイト
ご予約はCHILLNNから


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